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CynosBio株式会社は、創業者である故・町田才之丞(まちだ さいのじょう)氏により青森県弘前市内にて「ひろさきLI株式会社」として設立され、地元地域の方々との共存・共栄を図ることを理念として掲げ、公益財団法人 神戸医療産業都市推進機構(FBRI)と共同して再生医療等製品の開発を進めて参りました。

昨今、核酸医薬品や免疫療法など科学技術の発展とその医療応用には目覚ましいものがあります。一方で、臓器移植、神経、皮膚、角膜、軟骨といった疾患領域では、医薬品による治療だけでは限界があり、再生医療を用いた治療が熱望されています。特にiPS細胞を活用した再生医療技術については研究がますます加速しており、自家細胞や骨髄幹細胞等他家細胞培養技術による新たな治療方法として注目を集めています。

当社は設立以降、FBRIによる橋渡し事業のもと、京都府立医科大学で開発が進められていた「羊膜基質を用いた口腔粘膜上皮シート(TR9)」、及び欧州で開発・販売されていた「軟骨加工製品(IK-01)」を導入いたしました。

TR9は、臨床試験データに基づいて製造販売承認申請を行い、承認を取得し保険適応されるに至り、これまで十分な治療法がなかった角膜上皮幹細胞疲弊症に対して新たな治療の選択肢を提供することができました(製品名:サクラシー®)。またIK-01は、現在、変形性膝関節症を対象とした臨床試験を実施中であり、超高齢化社会における問題解決に向けて大きな期待を寄せています。

当社は、アカデミアから導入したシーズの開発のみならず、自社研究開発に着手し、製造からマーケティング・販売までを自社内で完結することのできる開発力を強みとする再生医療ベンチャーです。当社は、創業者の意思を受け継ぎ再生医療製品の治療領域を拡大し、更に新たな細胞培養技術の探索を積極的に推進してまいります。これまで治療が困難であった疾患に対して再生医療の力で新たな治療方法を提供することで、患者さまとそのご家族が、健康で笑顔あふれる人生を取り戻せるようチャレンジを続けてまいります。

代表取締役会長 石川 博樹

代表取締役会長

石川 博樹

代表取締役会長の石川博樹の写真です。

ブリストル・マイヤーズ スクイブ(株)等にて30年超医薬品開発に従事、ウイルス疾患領域の開発責任者を歴任し、臨床試験計画から4品目の承認を主導
当社では、2022年にサクラシーの製造販売承認取得、保険適用を指揮し競合品より高い保険価格の取得に成功

薬学修士

代表取締役社長CEO

宇賀 伸二

代表取締役社長CEOの宇賀伸二の写真です。

東京大学卒。2024年に当社に参画し、経営戦略・資本戦略・事業推進・国際展開を統括。過去には先端医療テックのパイオニア企業にて、IPO、グローバル資金調達、クロスボーダーM&Aを主導。またベンチャーキャピタリストとして、ライフサイエンス系スタートアップ約30社に投資・成長支援を実行。

MBACPA

執行役員CFO 兼 経営管理部長

太田 康介

執行役員CFO兼経営管理部長の太田康介の写真です。

慶応義塾大学卒。インベストメントバンカーとして外資系ファームにて100件超のM&A/資金調達アドバイザリー実績を持つ一方で、公認会計士としてスタートアップの会計税務や経営管理の豊富な経験を持つ
“攻め”と“守り”の両面から戦略的ファイナンスを推進

CPAMBA

執行役員CTO 兼 CMC開発・製造部長

郷 正博

執行役員CTO 兼 CMC開発・製造部長の郷正博の写真です。

東京大学大学院博士課程修了。大学において基礎生物学(発生遺伝学)の研究、企業においては再生医療の基礎・応用研究に従事。神戸医療産業都市推進機構(FBRI)においては、責任者として当社主力再生医療製品の研究開発・製造を15年以上推進

理学博士

執行役員CCO 兼 営業マーケティング部長

丸山 知泰

執行役員CCO 兼 営業マーケティング部長の丸山知泰の写真です。

杏林大学卒。ブリストル・マイヤーズ スクイブ(株)で30年に亘り営業・マーケティングに従事。肝臓、オンコロジーマーケティング部責任者を歴任。新薬市場導入、適応拡大を通じて成長戦略に大きく貢献

執行役員 兼 社長室長

松岡 雅裕

執行役員 兼 社長室長の松岡雅裕の写真です。

北海道大学大学院修士課程修了。富士通研究所での研究活動を経て、ライフサイエンスを含む複数のベンチャー企業の創業に携わり、経営の経験を積む。その後、当社創業メンバーとして参画、研究開発プロジェクトや事業計画実現に向けた創業支援を行い、現在は広く業務推進に携わる

取締役(社外)

浅原 大輔

HEROZ株式会社において取締役CFOおよび取締役COOを歴任し、東証への上場を主導。それ以前はゴールドマン・サックス証券投資銀行部門において主に企業の資金調達業務に従事。2022年当社取締役(社外)就任。

経営学博士(DBA)

取締役(社外)

水野 義隆

Abbvie合同会社肝炎事業部本部長を経て2022年に同社顧問に就任。
それ以前は日本ブリストル・ラボラトリーズ株式会社(現ブリストル・マイヤ-ズ スクイブ株式会社)にて常務執行役員新薬部門長、専務執行役員肝臓・血液・腫瘍事業部門長等を歴任。
2024年に当社取締役(社外)就任。

取締役(常勤監査等委員)

野原 芳晴

当社参画前は、エーザイでマーケティング企画部長・関連企業部長を歴任後、EAファーマ常勤監査役に就任。それ以前はエーザイで医療用医薬品マーケティング、M&Aに従事
監査分野では日本監査役協会部会幹事を経験し、監査等委員業務に深い造詣を有する

取締役(監査等委員)

霜田 恒夫

医薬品兼業メーカー法務部長、総務部長、化学品メーカー常勤監査役・取締役管理本部長、専門商社取締役副社長を歴任後、2016年株式会社日本医療データセンター(現株式会社JMDC)常勤監査役就任、2019年同社取締役監査等委員(現任)。2023年当社監査役就任、2024年当社取締役監査等委員就任。

取締役(監査等委員)

本木 賢太郎

監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)を経てAGRI法律会計事務所を開設。2023年当社監査役就任、2024年当社取締役監査等委員就任。

弁護士公認会計士税理士

取締役(監査等委員)

今井 美甫

三菱UFJ銀行、EY新日本有限責任監査法人、コンサルティングファームなど事業会社での経理・コンサルティング、会計監査を経験後、桜花税理士法人を設立。2023年当社監査役就任、2024年当社取締役監査等委員就任。

公認会計士税理士

OUR MISSION

CynosBioは患者様とそのご家族が
豊かな日常生活を取り戻し笑顔あふれる人生に貢献すべく、
画期的な再生医療を提供できるように挑戦を続けてまいります

高層ビルと自然が調和した美しい景観が広がる。

患者さまとご家族の皆さまが日常生活を取り戻し、笑顔あふれる人生を過ごしていただくことに貢献することを目的として、当社は、新たな再生医療技術の医療への実用化を進めています。

再生医療は、ヒト細胞を原材料として臓器・組織などの移植片を作り、それを治療に用いるという新しい技術です。ヒト由来の細胞としては、患者さま自身の細胞や体性幹細胞、間葉系幹細胞、または体細胞から作るiPS細胞などがあります。いずれも多くの研究機関において、それぞれ再生医療の実現を目指した研究開発が進められています。

当社は、これら国内の優れた再生医療技術の研究機関との提携や共同開発を行っています。最初の取り組みは、眼表面疾患の領域における再生医療でした。難病が原因で生じた眼表面疾患に対する臨床研究や臨床試験(先進医療Bおよび、医師主導治験)を進めていた京都府立医科大学眼科学教室と連携し、試験の結果をまとめて厚生労働省に提出、製造販売承認を取得しました。

これにより、患者さまが病院でこの治療を受けられるよう実現することができました。さらに、必要とされる患者さま全てに、この医療を届けられるよう、事業を進めてまいります。

対象とする疾患領域をさらに拡大させることも、当社の重要な目標です。整形外科領域での外傷性膝軟骨損傷や変形性膝関節症の治療として膝軟骨の再生に加えて、肝疾患の領域でも肝臓細胞シートといった新しい再生医療技術の開発(カノンキュア株式会社との共同開発)にも取り組んでいます。

さらにこれら以外でも、新しい技術は常に探索をしています。今後、これらの疾患の患者さまとご家族の皆さまにも、豊かな日常生活を再び取り戻していただきたく、革新的な再生医療製品を提供できるよう挑戦を続けてまいります。

  • 社名
    CynosBio株式会社
    CynosBio, Inc.
  • 本社所在地
    〒103-0012 
    東京都中央区日本橋堀留町一丁目3番15号 日本橋ライフサイエンスビルディング8(4F)
  • 設立日
    2015年9月16日
  • 代表者
    代表取締役会長 石川 博樹
    代表取締役社長CEO 宇賀 伸二
  • 資本金等
    (資本剰余金含む)
    35億円 (2025年7月1日現在)
  • 事業内容
    再生医療製品の開発、製造及び販売
  • 社員数(役員含む)
    39名(2025年4月1日時点)

  • 2015

    9月

    再生医療製品の開発、製造及び販売を目的として青森県弘前市に「ひろさきLI株式会社」設立

  • 10月

    神戸医療産業都市推進機構(FBRI 旧:先端医療振興財団)と自己軟骨細胞加工製品(IK-01)に関する共同研究契約を締結

  • 2016

    10月

    神戸医療産業都市推進機構(FBRI 旧:先端医療振興財団)と羊膜を基質として用いる口腔粘膜上皮シート(TR9)に関する共同研究契約を締結

  • 2018

    7月

    IK-01の外傷性軟骨損傷に対する臨床試験を開始

  • 2020

    10月

    再生医療等製品製造販売業許可を取得

  • 2021

    3月

    TR9の製造販売承認申請を届出

  • 2022

    1月

    ヒト羊膜基質使用ヒト(自己)口腔粘膜由来上皮細胞シート(販売名:サクラシー)の製造販売承認を取得

  • 7月

    CYBERDYNEグループと資本提携

  • 7月

    IK-01の変形性膝関節症に対する臨床第2相試験を開始

  • 9月

    ヒト羊膜基質使用ヒト(自己)口腔粘膜由来上皮細胞シート(販売名:サクラシー)の保険収載

  • 12月

    石川博樹が代表取締役に就任

  • 2023

    2月

    カノンキュア株式会社と肝疾患治療用細胞シート(KCS-003)に関する共同開発契約を締結

  • 2月

    サクラシー®の販売を開始

  • 3月

    本店を東京都千代田区に移転

  • 2024

    10月

    公益財団法人神戸医療産業都市推進機構と再生医療等製品のR&D・製造事業の発展に向けた基本合意書を締結

  • 2025

    1月

    IK-01の変形性膝関節症に対する臨床第3相試験を開始

  • 2月

    本店を東京都中央区に移転

  • 2月

    会社名を「CynosBio株式会社」へ変更

  • 10月

    宇賀伸二が代表取締役に就任

本社

〒103-0012
東京都中央区日本橋堀留町一丁目3番15号
日本橋ライフサイエンスビルディング8(4F)
TEL:03-6457-9861